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いかに優秀な人を走らせ続けるか

守る組織、守る人 - Chikirinの日記

ちきりんさんのこの記事を読んで、ものすごく焦り(不安?)を感じている自分がいる。

たとえば「コストを10%削減しろ」と言われたとする。いろいろ考えてみたら15%のコスト削減ができそうだとわかった。そこで10%だけ削減して、「10%削減、達成できました!」と言っておけば、5%の遊びを残しておける。そうすればまた次回「さらに10%削減しろ」と言われた時に(というか、必ず言われる)楽ができる。いや、楽がしたいわけでもないけど、万が一に備えることができる。このゆとりや余裕が人の成長を阻害する。真剣勝負をやらなくなるからだ。

この、なるべく自分の仕事量をセーブ(もしくはコントロール)する仕事のやり方は、会社員時代によく目の当たりにした光景だ。一般社員というものはどれだけ仕事を頑張っても給料なんか変わらない(全ての会社がそうではないだろうが)頑張っても給料が上がらないんだったら、なるべく楽をしたいと考えるのがまあ普通の思考だろう。当時は(自分も含めてだが)そういう人達が周りに多かったように思う。本当にそういう声をよく聞いた。だが現在、自分が経営する側の立場になってみて、同じようなことは絶対に考えられなくなった。当然だ。働いて稼がないと自分の生活に関わってくるんだから。そして会社と人を守るために必死だ。プライベートなんか関係ない。それよりも何をおいてもまず仕事を第一に優先する。世の中の経営者はみんなこんな感じなんだろうと思う。
こういう状況になってみて理解できるようになったことが、会社の利益のためにもしくは自分自身が成長するために100%の力で働いてくれる人材は希少だということ。おそらく会社が大きくなればなるほど、こういった真剣勝負をする希有な人材は減少していくのだろう。会社が安定していれば何もしなくても安定した給料がもらえるんだもの。全力なんか出さずにジョッグで流すよね。そういった一般社員の心理はすごく理解できますし、多くの人はそう考えるでしょう。
ここにジレンマが発生します。経営者側と一般社員の意識の差。そこにはマリアナ海溝のごとき深い溝が存在する。非常にむずかしい問題です。

「価値あるものを隠し持っていると、人は全速力で走らなくなる。だから全部出せと言ってるんだ」と彼はよく言っていた。「優秀な奴なんてなんぼでもいる。ごろごろいる。そこらじゅうにいる。差が付くのは、そいつが全力で走っているかどうかだ」と。「オレはできる」とか「あいつは優秀だ」とかには意味がない、「これ以上は無理というくらい力を出し切って走っているかどうかがすべてだ。」

この言葉はかなり核心をついていると思う。そう、ほとんどの人は仕事ができるはずです。
ちょっと論点がずれるかもしれませんが、仕事の大部分においては個人の能力差はあまり問題ではない場合が多い。大変なのは仕組みづくりであって、一度出来上がってしまえば後はルーチンで、というケースがほとんどの仕事に当てはまる。言ってしまえば、仕事は慣れれば誰でもできる作業が多いので優秀とかはあまり関係がないのかも。起用な人であれば全力を出さなくてもある程度セーブしながらそれなりの成果が出せてしまうんですよね。
じゃあ、仕事する上でいわゆる優秀な人(あくまで会社側の目線で見た場合)ってどういう人なんだということになると、「自分自身が成長するために常に本気で全力で仕事するやつ」ということが一つのポイントになるのだろうと思います。会社側からすると非常に欲しい人材です。ひいては会社の成長につながります。また、それを置いても、人間的にもそういう人は魅力的です。

それができないとどうなるか?せっかく優秀な人を集めたのにその組織は何も生み出さなくなってしまう。誰も全力で走らないからだ。しかも能力の高い人は左手で仕事をしながらも、少しずつ"余裕部分"を貯めていく。そして多くの余裕を抱えた人が次にとる行動は決まっている。


彼らはそれを"守ろう"とし始めるのだ。他者に取られないように気をつけたり、できるだけ高い値段で売ったり、効果的に利用できないか、と考え始める。著作権とかパテントとか、みんなそういうコンセプトだ。いったんできあがったものを「守る」ための権利であり仕組みだ。

このような状態に陥ってしまった組織は非常に危険です。
まさに組織全体がダメになる負のスパイラルです。

「同じくらい優秀な人が2人いるとするだろ。そのうちの1人に価値ある情報を渡すんだ。もう1人には何も渡さない。で、競わせる。その時、どっちがより高い成果が出せると思うか」と彼は問うた。

「当然、今なにかを持っている人の方が強いでしょ」と一瞬、思う。でもそれは勝負が極めて短期的な場合だけだ。彼が言いたかったのは、「必死になれる奴が、守りに入った奴に負けたりはしないから、心配するな」ってことだったと思う。
高い成果を出したい人は、意識的に自分のもっている価値あるものを、他者に提供してしまった方がいい。また、高いパフォーマンスを出せる組織を作りたければ、"守りに入る人"がでないような工夫を埋め込む必要がある。特に有能な人ほど早くから守りにはいるから要注意だ。

自分自身に対しても、できるだけ"余裕"をため込ませず、守りに入らせず、全力を出さざるをえない状況に追い込め、それが最大限の成果をあげるための方法だ、ってことだろう。

なんだか、ちきりんさんの記事とはかなり論点がかけ離れてきてしまっている気がするが、、結局何が言いたいのかというと、

" だから組織を率いる人にとっては「いかに優秀な人を走らせ続けるか」が重要な課題になる。"

この課題に対してもっと真剣に考え、その答えをたくさん用意しておかなければならないということ。

何十人も雇うなんてことはまだ想像もできないのでその規模のことは今回除きますが、

一つには、
・同じ夢を共有している

ということが挙げられるかなと思います。
そういう人材を見つける必要がありますが、会社立ち上げ時には志を共にする仲間とスタートするケースが多いと思うのでまあこれはまず思いつくことというか最低限のレベルですね。

大切なのはそれより先。日々の中でいかに全力モチベーションを保ち続けるのかということ。むずかしい。。これは本当にむずかしい。。自分以外の人間に理解してもらうにはどう伝えればいいのか。また、精神論レベルではなく会社の仕組みとしてそれを構築することができるのか。そんなことができるのか?わからない。。今の自分には答えが見つからない。。

やはり「お金」か?成果に見合う報酬、というのは当然構築すべき重要な仕組みだ。それも一つの答えだとは思うが、、それだけだと何か寂しいので他に違う答えも欲しい。カテゴリー的には「やりがい」というようなジャンル。

だめだ、、なんか頭がこんがらがってきた。今日はもう寝よう。

とにかく、自分としては「社員全員が常に攻めの気持ちを忘れない」会社にしたい!
「自分自身が成長するために常に本気で全力で仕事するやつ」と一緒に仕事がしたい!
というようなことを考えてるわけです。ぼくの理想の話しです。

ああ.. 結局ものすごく論点バラバラでまとまりのないエントリーになってしまったな。

この先会社やってく中で何か答えが見つかったら都度ここに追記していくことにします。

[物語] 男の思い出

  • Posted by: kajichenkoh
  • 2009年12月 6日 01:00
  • 駄文
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ある男がいた。

彼には愛する彼女いた。

ある日その彼女が交通事故で植物人間になってしまう。

男は絶望する。

「神様、どうか彼女を助けてください。ぼくにできることは何でもします。」

どこからともなく声が聞こえてきた。

「彼女との大切な思い出を差し出しなさい。

思い出の数だけ彼女の体を少しずづ回復させてやろう。

そのかわり、差し出した思い出は二度とお前に戻らない。

お前は差し出した分だけ思い出を忘れてしまう。

それでもいいか?」

男は思い出を思い浮かべ、そして差し出した。

彼女の目が醒めるまで、男は自分にとってかけがえのない大切な思い出を延々と差し出し続けた。

彼女を助けるために。

そして最後の思い出を差し出したとき、彼女が目を覚ました。

彼女は一命をとりとめた。

彼女は男をみる。

そして彼が自分を助けてくれたのだということを知る。

彼女は男の名前を呼んだ。

しかし男はこう答えた。

「君はだれ?」

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